2005年8月6日〜7日に開催されたブラックホール。
その1/6カスタムフィギュア展示スペースにて展開された、『Green Beret Project Act:2』。
今回の2回目から参加させて頂きました。
sakusaku氏の超絶ディオラマベース込みの写真はOSCFの方をご覧頂くとして、
こちらではワタクシ、mashikufの担当隊員の詳細をご覧くださいませ。

-2005.08.25. update-

まずはポーズ集をご覧ください。





ミッチヘルメットはToysoldier製。
リペイントを施し、マウント部分、チンストラップ留めのネジをM's Deck特注のモノを使用しています。
ヘッドセット、ヘッドとの干渉をさける為、内張を前後を除き取り去っています。
ペルター・ヘッドセットはHottoys製。
被せた感じがBBIよりも上部のアーム部分の干渉が少なく感じた為、
こちらを選びました。


ヘッドはドラゴン製。小さめのトイソルのミッチ+ヘッドセットを違和感なく被れるよう、ベンジンで縮小。
塗装を一旦全て落として、ペイントし直してあります。


左が元のドラゴンの製品です。右が縮小後のモノです。
写真のパースのせいではなく(50マクロレンズで撮っています)、
横方向より縦方向により縮んでいるのが分かります。


ボディはSideshow。肩と足首を背骨クン(ボールジョイント)にして、薄胸加工、首パーツをbbiに変更。
首の取り付け位置も標準より背中側へ寄せてあります。
太股、スネ部分は角度を付けて切り離し、再接着。自然に足を開けるようにしてあります。
また、肘部分はアルテコ(瞬着パテ)で盛り上げて、銃を構えるよう曲げたときに、肘が出るようカタチを変えてあります。
下腹部のギザギザは、デフォルトでは引っかかりが無くて止まらない腰とお腹パーツを、
少しでも固定出来るようにと削った結果です。
腰パーツの内側にはゼリー状瞬着パテを盛り、引っかかるようにしました。


こちらはスポンジテープを貼って、調整後のモノです。
ちょっと違うアプローチとして、腿部分は細切りにしたモノを間隔をあけて貼ってあり、
ヒザ裏にも1枚貼ってあります。
ヒザ裏は可動範囲が狭まるのですが、今回はニーパッドを装着するのが前提だったので、
貼らない状態で、BDUをニーパッドが絞ると出来る、不自然なシワを防ぐ為にこのようにしました。

画像は無いのですが、この後、手首付近だけは、ディオラマ展開時スソから見えると思い、
ヘッド〜首パーツと同様の肌色を塗り、トップコートでツヤを抑えました。


左の画像は肩の背骨クンパーツのアップです。
最初はボディを若干削って出来たスペースに、挟み込むようにして、ゼリー状瞬着で固定していましたが、
この後、強度に不安が出た為、木部パテで補強しました。

肩の部分には薄手のスポンジシート(体型補正に使う隙間テープよりは硬い)を、
ボディのモールドに合わせて瞬着で留めてあります。
これはBDUやベストを着せた時に、削り過ぎで出来たスペースに落ち込むのを防ぐモノです。
じゃあ、元のボディをそのまま残しておけば…、と思いますが、そうすると
画像右のように肩を上げたり出来ないのです。
最近は、このようにワザと思いっきり肩回りを削り取って、スポンジシートを貼っています。
せっかく肩の可動範囲を大きくしたのですから、それを最大限引き出したい…と(笑)


足首部分のアップです。
背骨クンの受け側は、スネに直付けなので、補強も含めてアルテコで段差を無くしつつ固めてあります。
今回はブーツの中にトラウザースを入れるのが前提だったので、スネ自体もリューターでかなり削ってあります。

踵がやや浮いているのは、ボールジョイントの軸と足パーツの固定時に補強の意味でも使った、
2ミリのナベネジの頭が若干出ているからです(画像右で分かりますでしょうか?)。
これにより、21stやハズブロ・ヴィンテージ〜クラコレの足パーツのように、つま先(親指〜小指)と踵の2点(3点)で接地する事となり、
安定性が飛躍的に上がるのです。



今回のポイント、a.c.e.製トラウマベスト。
防弾プレートが入る内側のディティールを全て取り去り、ベスト内側や肩部分等も余分なディティールは全て取って、
極力ピッタリとフィットするようカスタマイズしました。
製品の構造を残しつつ、かつマガジンを収納しても前後厚が自然な感じになるよう、苦労した部分です。

脇の腹巻き状ゴムは一旦外して、短くカットして縫い直し、よりきつく締め付けるよう変更しました。
この為、内側にある2重部分、3連のマガジンポーチ部分を2連に切りつめ、フィットするよう変更しました。
ちなみに、内側の2連×2のマガジンは、BBIの旧M4マガジン(他メーカーより小さめなので)を使用しています。

胸部分のピストルマグポーチパネルと右側面のピストルマグポーチは、ベルクロだけでは
浮いてしまうので、四隅のみ、軽く糸で縫って留めてあります。

製品に付属の防弾プレート(前後)は抜いてありますが、抜きっぱなしではなく、代わりに厚紙
(青年漫画誌の表紙程度の厚さのモノ)を入れてパリッとした感じは残るようにしてあります。

左側面のM4マグポーチは、別のもう1個のトラウマベストから切り出して2連として、使用しています。
右側面のM9マグポーチも、元は胸部分に装着するモノを、脇の黒いゴムに縫いつけてあります。
サイリュームが入っている部分は元のベストから切り出したモノに、裏面にベルクロを追加して、
これは取り外し出来るようになっています。

肩部分はウェビングテープで延長改造したモノを再現しました。
背面のラジオポーチもウェビングテープを追加して、実物に近くなるよう、
ディティールアップしてあります。

元製品のベルクロ(メス)部分がかなり明るめの色味だったので、
パステル+アクリル溶剤で若干トーンを落としました。


背中のフラッシュバンポーチ部分は、蓋部分を取り去りました。
フラッシュバンが1個足りないのは…asaさんが当日配給してくれなかったからです(笑)
背中の(実物は)ジッパーで着脱するパネル部分は、
ファスナーが閉じているように見えるよう、縫い合わせて固定してあります。


ベルトはBBI製。左腿のサブロードM4マグポーチはJ's Gear。
ホルスター&M9はHottoys、ナイフ&シースはBBI製。
カラビナはBBI、サイリュームはHottoys、
カラビナはメタルカラーで全塗装、磨き出しをしています…
が、画像ではほとんど分かりませんね(笑)


今回、自作した数少ないポイント、CSMダンプポーチ。
バネは入っていませんが、一応ヒモを締めると中の部分も連動して口が狭まります。
WOODLANDナイロン迷彩生地はa.c.e.のモノです。
文句無しにトラウマベストとマッチします(笑)

グローブはHottoysのSeal UDTのモノを、更にフィッティングするよう、
幅ツメ、指部分のカタチを変えてあります。


ニーパッドは樹脂部分がHottoys、他がBBI。
パッドのスポンジ状の中綿を取り去り、樹脂部分にはハトメを打ちました。

ブーツはDiD。ソールをドラゴンに替えて、スピードレースのフック部分が
平坦な感じだったので瞬着を1滴垂らして、中央のプレス部分を再現。
まぁ、ほっとんど…分かりませんが(笑)

分からないと言えば、一応、BDUもパンツ部分、一旦バラして縫いしろギリギリまでに縫い直して太くして、
内側に2ラインのダミーステッチを追加、サイドのポケットも膝下に下げてあります。
また、BDU全体は紙ヤスリで軽く削って使用感を出しました。
フィグ全体もパステル、アクリル塗料等で軽くウェザリングしてあります。


マガジンは一応全塗装&剥げチョロ塗装してます。全く見えないトコロですが…。
勿論、全てベストに収納してあるワケではありません(笑)
この後、Hottoysの各種製品に付属のOD紙テープとヒモで、フックを付けました。




自作のBH4連マグポーチ。
ナイロン生地はHottoysのSealsに付属の防弾ベストをバラして使っています。
実物と比べるとパイル&フックの構造を、厚ぼったくなるのを防ぐ為、1重分少なくしてあります。
他は実物同様、フラップ部分を前後に回せます。
ピストルマグも全て、メタルカラーで剥げチョロ塗装を施してあります。
…が、画像だとマガジン全体に塗装してあるように…見えます…ね(笑)



M4はメインフレーム、レール&フローティングバレル部分がHottoys。
ストックとフロントサイト&銃身、フラッシュハイダーがBBIの2個イチカスタムです。

各社M4の中でHottoysのモノは大きめですが、メインフレーム部分のシャープさが好きで、
更にバレルのフローティング構造の雰囲気が良いので、これを選択しました。
エジェクションポートのフラップが開閉するのもポイントです(笑)
そんなわけで、少しでも小さめにしようと、銃の前後をBBIから移植したのでした。

迷彩塗装は缶スプレーで、マスキングをしながら。
塗装の剥げは1200番程度の紙ヤスリで。ほんのちょっとメタルカラーで剥げチョロを。

EOtechはBBI。レンズ部分が一体成型で真っ黒だったので、透明プラ版で張り替えてあります。
可倒式のリアサイトとレーザーサイトはBBI製、フラッシュライトはDragon製。

微妙すぎて分かりませんが、HottoysのM4は、エジェクションポートのフラップ部分のヒンジが無いので、
金属線で追加してあります。
マウトスリングもどきはウェビングテープとBBIのプラバックル等で自作しました。


久々にミリタリーらしいカスタムをしました(笑)
結構、楽しい…ですね(爆)

最後におまけで、THEやられ役。

ヘッド、ボディは懐かしの21st。足は角度を付けて切りつめ、足首には豪華に背骨くんを奢っています(笑)


-END-